おびログ

美しくあるために。感性をみがき、知性をきたえる。

誰と共に生きるのか

「なんかね、結局どこにいても浮いちゃうんだよ」


と、心のうちを教えてくれた人がいて。


いつも明るく思いやりがある対応の理由が分かった気がしました。


つねに同じ対応ができるということは、意識して調整をしてくれているということ。


人間関係で上手くいかない経験があって、その理由がじぶんにもあると考えている人は、よく気づかいをされるから。


どこにいても浮くと聞いて、ふと「みにくいアヒルの子」のお話を思い出しました。


アヒルの子として生まれたのに、他のアヒルの子たちとは全く違ったから、みにくいといじめられていた。


どこに行っても居場所はなく、辛く孤独で。


見かけた美しい鳥、白鳥たちに憧れる。


でも実は、大きく成長したみにくいアヒルの子は白鳥だった。


仲間と出会い、本当のじぶんの居場所を見つけたというお話。


どこに行っても浮くというのは、その他大勢とは違う、特別な存在だということ。


特別なものは希少で価値が高い。
数が少ないと、すぐには同じ種類の仲間に出会えないですよね。


同じ種類の仲間というのが、どういう存在か、まだうまく言葉にできないけれど。


それぞれの目標、それぞれの考え方、それぞれの価値観。

別の方向を向いていても、信頼できる、共に生きていると思える存在のことでしょうか。


映画「もののけ姫」のラストシーン。
アシタカの台詞にもありました。


「サンは森で、わたしはタタラ場で暮らそう。共に生きよう。会いに行くよ。」


お互いを尊重し、無理にどちらかに合わせようとしなくてもいい。
たとえ違う場所にいても、共に生きることは出来る。


そんな、この物語の終わり方が好きです。


みにくいアヒルの子が仲間の白鳥たちと出会ったように、サンとアシタカが出会ったように。


さがし続けていれば、いつかきっと出会う。
じぶんと同じ匂いがする人に。


心のうちを教えてくれた特別な人にも、共に生きる大切な存在、居場所が見つかりますように。