「完璧主義は完璧じゃないよ。主義なだけ。」
そう言ってくださった方がいて。
目標の達成ラインを高いところに設定しすぎて、こえられずに苦しんでいる姿を見かねたのだと思います。
頑張っているはずなのに、ふりかえると何ひとつ出来ていない気持ちになる。
出来ているところには目を向けず、出来ていないところにばかり気をとられてしまう。
仕切り直そうと、新しく別の目標を設定し、
達成ラインを高めのところに設定する。
一発逆転をねらって。
頑張ってみても、ゴールが遠すぎて、中途半端なところでやめてしまう。
ずっとそのくり返し。
認められ、褒められても、じぶんではそう思えない。
だって、全然出来ていないから。
出来ているように見えないのに、自信を持っている人のことを、不思議に思っていた。
他の人とは「出来た」と思える基準が違った。
むかしから、じぶんには、きっと何か特別なことが出来ると感じていて。
だからこその、大きな目標、高い達成ライン。
たぶん、特別なことはできるはず。
今でもそう信じている。
でも、このままでは、ちっとも前に進まない。
だから、完璧主義をやめることにします。
目標は6割達成したら合格にして良いと聞く。
他の人の6割ということは、、3割くらいかな。
「じぶんに厳しい」
そう言われれば、聞こえがいいけれど。
完璧主義は、じぶんを追い込み、まわりの人を追い詰めてしまう。
少しのミスさえも許せないから。
もし3割で合格だと思えたら、これまで中途半端にやめたことも、継続できていたと思う。
出来ていないと思って途中でやめたことが、実はそれなりに出来ていたとしたら?
続けていたら、もっと出来るようになっていたかもしれない。
まずは、目指すべき目標を分割し、自分の力量に見合った、小さい目標を複数つくること。
3割出来たら合格。
継続し、順番に向き合っていくなかで、積み重ねていく3割が、最終的には特別なことつながっていくはずだから。